歯周病にも効果あり?
歯周病の治療にジスロマックという薬が用いられる事が多々あります。ジスロマックは、マクロライド系と呼ばれる抗生物質の一種です。様々な菌に対して静菌作用があり、濃度によっては殺菌作用を発揮する薬でもあります。適応する菌の種類としては、肺炎球菌、インフルエンザ菌、クラミジア菌、マイコプラズマ菌などどうちらかというと内科的な症状を引き起こす菌が多く見られます。これらの菌の特徴はいずれも感染するという点にありますね。あまり知られていませんが、歯周病というのも実は感染症の一つと言われています。そのため、ジスロマックという抗生剤を使用する事で市場を改善する効果が期待できるとされています。
■歯周病とは?
まず、歯周病という病気について少し簡単に説明しておきましょう。歯周病は、カンジダ菌という菌が歯茎にくっつく事で歯茎が炎症を起こす感染症です。歯茎の炎症によって歯茎が腫れたり、歯と歯茎の間にポケットができて、そこに菌が溜まる事で炎症がひどくなり、場合によっては骨が溶けてしまうという事もあります。骨が溶けてしまうと歯がぐらぐらになって抜けてしまう事もあります。歯周病というとそれほど重大視されない事もありますが、実は大切な歯を失ってしまう可能性もあるという事を知っておきましょう。
■歯周病とジスロマック
こうした歯周病の治療としては、まず歯茎にどのくらいの菌が溜まっているのかを調べます。そして菌に有効とされる歯磨き粉などを使用して歯と歯茎を殺菌します。ただし、歯茎の腫れなどがひどく、菌もかなり溜まっているような状態の場合にはジスロマックのような抗生剤が処方されます。ジスロマックが処方されるケースでは、歯茎に膿みが溜まっていたり、腫れがかなり重症化している事が多くあります。ジスロマックは、比較的副作用も少なくアレルギー報告もほとんどない薬なので医師の処方通りに服用すれば比較的効果を得やすいともされています。稀に胃腸障害で下痢などの副作用が出る事もありますが、長く続くようなものではないとされています。
市販で購入する事はできず、基本的には医師の処方によって入手する以外にありませんが、個人輸入という方法であれば購入する事も可能です。ただし、症状や年齢などによって服用方法が異なりますので安易に自己判断で服用する事はあまりお薦めできません。特に持病がある人や体調、体力に不安のある人は一度きちんと医師の診察を受けた方が安心です。