ジスロマックについて
ジスロマックとは、抗生物質の一種です。抗生物質には色々な種類がありますが、ジスロマックはマクロライド系と呼ばれる抗生物質で、特に肺炎球菌、インフルエンザ菌、クラミジア菌、マイコプラズマ菌などの菌に対して効果が期待できるとされています。医師の処方の元で入手して服用するというのが一般的で、ドラッグストアなど市販では購入する事はできません。ただし、個人輸入という形で入手する事も可能で、これを利用して常備薬などとしてジスロマックを利用しているという人がいるのも実情です。
■ジスロマックの特徴
ジスロマックは、あらゆる菌に対して静菌作用を発揮する抗生剤です。そのため、マイコプラズマ肺炎、溶連菌感染症、歯周病、クラミジアなどの性病など幅広い症状の治療のために用いられています。比較的、副作用も少なくアレルギー報告もほとんどない薬である事から、多くの病院で処方されています。このように幅広い症状に手軽に利用できるという点から、上記したように個人輸入により入手して常備しているという人も少なくありません。ただ、ジスロマックは1回服用するだけで、その効果が1週間程持続するなど、他の薬とは少し異なる特徴もあります。また症状や年齢などに応じて服用方法が異なる事が多い薬でもありますので、安易に自己判断で利用する事は本来はあまりお薦めできません。
■ジスロマックの入手について
ただ、個人輸入が可能となっている以上、これを利用する人ももちろんいると思います。海外の医薬品や化粧品などを営業目的で輸入する場合には、薬事法の規定などがありますが、個人で使用するものに関しての国内持ち込みは基本的に厚生労働大臣の許可なしでもOKとなっています。そのため、個人輸入を利用する人が多いとも考えられます。許可されてはいますが、個人輸入にはいくつか気をつけておいた方が良い点もありますので、ピックアップしておきましょう。
- 関税がかかる可能性がある
- 自宅発送しかできない業者が多い
- クーリングオフは適用外
- 自己判断での服用によるトラブルは自己責任
- 薬の成分や副作用などについては自分で調べる必要がある
関税や発送に関連したものについては、さほど問題ではないと思いますが特に気をつける必要があるのは、薬の服用に関連した点です。個人輸入で入手した薬の服用方法や副作用については全て自己責任の元で行う必要があります。服用した事で万が一、何かしらのトラブルが起きた場合でもその責任は自分にあるため、どうする事もできません。個人輸入自体を否定するわけではありませんが、もしも利用するのであれば、薬というのは飲み合わせや正しい用法、用量というものがあり、もちろん副作用やアレルギー反応などが出る可能性もあるという事をよく理解した上で利用するという事が大切です。
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