ジスロマックの効果
「ジスロマック」という薬は、抗生剤の一種です。錠剤なので「ジスロマック錠」と呼ばれる事もあります。抗生物質というのは、その作用別の分類と科学構造の2パターンで分類されていますが、「ジスロマック」は、科学構造で分類するとマクロライド系と呼ばれるクラスに分類されるタイプの薬です。作用面では細菌を殺菌する効果が期待できるとされています。この項目では、特に「ジスロマック」が適応する菌種や症状について詳しく見て行きたいと思います。
■ジスロマックの適応菌種
まず、「ジスロマック」自体は、細菌が必要とするタンパク質の合成を阻害する働きをする事で、細菌の増殖を抑制します。これを精菌作用と呼びます。濃度によっては精菌ではなく殺菌作用も期待できる薬でもあります。特に効果が期待できるとされている「適応菌種」については以下のようなものが挙げられます。あまり難しいものを挙げても分かりにくいので、ここでは一般によく聞かれる菌種だけを挙げておきますが、ここに挙げた以外にも効果が期待できる菌はたくさんあります。
- 肺炎球菌
- インフルエンザ菌
- クラミジア菌
- マイコプラズマ菌
- マイコバクテリウム
おおよそこのような菌に対して効果が示されるとされています。
■ジスロマックの適応症状
では、症状としてはどのようなものに対して効果が期待できるのでしょうか?先に挙げた菌種を見て、大体の予測がついている人もいるかとは思いますが、一応いくつか症状を挙げておきたいと思います。
- 咽頭、喉頭炎
- 肺炎
- 扁桃炎
- 尿道炎
- 子宮頸管炎
- 歯周組織炎
- 中耳炎
- エイズに伴う症状の抑制、治療
おおよそこのような症状に対して効果がしめされるとされています。「ジスロマック」は、医師の処方がなければ入手する事ができない薬です。つまりドラッグストアなどでは購入できないという事です。ただ、個人輸入という方法であれば購入する事は可能です。しかしながら、「ジスロマック」は副作用などもありますし、症状によって飲み方が異なる事もありますので、よく検討してから購入する事をお勧めします。