ジスロマック錠.asia

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マイコプラズマに効果あり?

抗生物質の一種である「ジスロマック」は、様々な菌に対して静菌作用をもたらす効果が期待できるとされている薬です。効果が期待できる主な症状としては、インフルエンザ、中耳炎、尿道炎、子宮頸管炎、歯周組織炎などの他に子どもがかかりやすいマイコプラズマ肺炎などの治療にもよく用いられています。

 

■マイコプラズマ肺炎とは?

まず、マイコプラズマ肺炎について少し簡単に説明しておきましょう。マイコプラズマ肺炎は、その名の通り「マイコプラズマ」という菌に感染する事で呼吸系統に症状がでる病気です。「マイコプラズマ」は、細菌にもウィルスにもない性質をもつ特異な菌で、よく用いられるペニシリンやセフェム系と呼ばれる抗生物質が効かないという性質があります。発症年齢は、9歳くらいまでがピークとされていますが、大人でもかかる人はいますし、飛沫感染するのでうつりやすく広がりやすという特徴もあります。主な症状としては、喉の痛み、鼻水、鼻づまり、発熱などが挙げられます。

 

■マイコプラズマとジスロマック

このようにマイコプラズマ肺炎は、一般的な抗生物質が効かないとされていますが、このマイコプラズマに効果を発揮するのが「ジスロマック」です。ジスロマックは、体内でタンパク質とマイコプラズマ菌が合成し、菌が増殖するのを抑制する働きをします。このようにマイコプラズマ菌を静菌する事で、肺炎の症状を抑える治療を行います。マイコプラズマ肺炎の場合、「ジスロマック」は1日1回を3日間ほど服用するという方法が取られる場合がほとんどです。大人の場合はドライシロップ、子どもの場合は顆粒などで処方される事が多いでしょう。

 

■ジスロマックが効かない?

ところが最近では、ジスロマックのようなマクロライド系と呼ばれる抗生物質が効かないマイコプラズマが出て来ていると言われています。抗生物質に対する耐性ができてしまった菌が繁殖しているという事かもしれませんね。こうなると、いくらジスロマックを服用してもマイコプラズマ肺炎の症状は治まりませんので、他の薬を処方してもらう必要が出てきます。「ジスロマック」は、個人輸入で購入する事もできる薬ですが、マイコプラズマのような特殊な病気の場合は、素人では判断がつきませんし、先に述べたように耐性菌も出てきているようですので、自己判断で薬を服用しても症状が改善するとは限りません。マイコプラズマのような症状が出ている場合には、いくら個人輸入で購入できるからといっても、きちんと医師の診断を仰いだ方が賢明です。

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